祥吉の器
生まれ、選ばれた器達
祥吉では創業以来、お料理そして器に"祥吉らしさ”を想い、こだわってきました。
創業時に知り合う事が出来た数人の作家の皆様に、祥吉の器を届けて頂いています。
それは正に祥吉だけに作られた器達。
個展に赴いた時にきらりと光る器を見つけた時には、すぐに祥吉用の器として作り直して頂く事もあります。
お料理は器で着飾ってこそ、「美味しい」瞬間が訪れるのだと心得ています。
全てはお客様の笑顔のため、そして祥吉らしい一夜を彩るため。
これからも皆様をちょっと驚かす、そしてホッと和ませる器作りを作陶の皆様と共に進めて参ります。
祥吉の奏でる”祥吉キュイジーヌ”をお楽しみください。
作家さんの自由な発想は、祥吉のお料理自体に新しい息吹を吹き込む事もあります。
この画像はバスキアの作風を器に注いだ作品。
何を盛りつけるのか調理場のイマジネーションが試される瞬間です。
新作の器は祥吉に新しい発想を生み出す源泉となります。
いつも挑戦、いつも発想を繰り返す作陶の皆さん。祥吉はその姿を見ながら、新しい器が出来上がるのを心待ちにしています。祥吉が求めるお客様に感じて頂ける器は、他で感じて頂くそれと一緒であってはなりません。普通は使うことのない荒い土を独自の製法で形作り、釉薬を乗せ、絶妙の温度加減でのみ作り出す事の出来る器が出来上がりました。表情が一枚づつ違うんです。光に照らしながら、眺めると不思議な感覚になる器。お料理が映える瞬間を演出できそうです。 |
作家さんと話し合いながらできた蒸し物の器。どう考えてもあり得ない出来栄えの色使いと質感で仕上がりました。この器に使われている土は、光をも通してしまう不思議な土。釉薬を使った絵付けで仕上げずに、土本来の色を混ぜ、そのグラデーションで表情を出しています。この器に何を盛り付けるのかワクワクしませんか? |
個展で見つけたり、祥吉仕様のオリジナルで作って頂く大鉢は、お造りを盛るのに適しています。様々な大鉢が祥吉の食器棚には並んでいます。祥吉には欠かせないアイテムの一つです。 |
私が最も信頼し、尊敬する作家さんにはイメージだけを伝えて作って頂く事もしばしば。この大きな蓋物は、出来上がった時には感嘆の声が上がったほど素晴らしいものでした。出来上がりを見せて頂く瞬間のドキドキ感は、いつになっても楽しく心が浮き立ちます。 |
長い、長い器は、イメージを掻き立てられる器。盛り付ける角度によってその表情がガラリと変わります。遊び心を一杯盛り付けて、皆様の食卓へ届けます。 |
個展で見つけた手付きの鉢には、季節感をたっぷり盛り込む八寸が良いですね。鮮やかな色のコントラストは、器の質感があってこそ引き立つのだと思います。四季を感じて、その季節を愛でる和食の神髄を感じるひと時をどうぞ |
祥吉の裏メニューには、シーフードカレーが存在します。調理場がこっそり作る海幸カレー。どこにもない味付けのカレーには、どこにもない器がお似合いです。祥吉の〆カレー。どうぞどうぞ |