赤穂ブログ
旅館をしていて気になることの一つが「皆様がおいしくお食事を召し上がっていただけたかどうか?」
人それぞれ好みは違うし食べる分量も違う。特にご年配の方々へのこの種の悩みは尽きない。おいしいと言っていただける瞬間の最大公約数はどこにあるのか?そんなことを良く考える。
先日ある雑誌に面白い記事が載っていた。
初老の方が買い物に行ってお肉を購入しようとしたら、息子さんが「そんなのダメこれが良い」と言って肉をやめてお豆腐にしたそうだ。
でも親に好物があるなら、自然に任せたほうか良いではないか。健康な親に淡白な食べ物を食べてもらうより、食べたいものがあると言うことが大事なことだ。年をとると「弱くなる」とか「判断が鈍る」等の色眼鏡で見ることはいい風潮ではない。
私達が考えているよりも一人で元気に毎日を生きておられるご年配の方々が多いことに改めて気付かされる記事だった。私たちの悩みの答えが隠れているような気がした。