赤穂ブログ
今日の読売新聞の記事の中で、来年からのインドマグロの漁獲割当量が約半分に制限されるとの事。資源の枯渇を防ぐための措置だと言う。
マグロ全体の値上がりは必至の状況だそうだ。近年健康志向で欧米諸国が魚を食すようになった事や中国が淡水の魚より海の魚のおいしさに惹かれている事から世界の需要が伸びてきている事も値段上昇の要因となっている。
これから日本も今までのようにマグロを好きなだけ食べれなくなりそうだ。
日本人はマグロが好きだ。旅館もそのニーズに答えるべくマグロを出し続けた。だからどこに行ってもマグロが出てくる。料理人もマグロの赤身の色を盛り付けの時に好んで使っているのも事実だ。そんなわけで私たちにも責任の一端があるのかもしれない・・・
また、今までの日本人は少し贅沢し過ぎていたと思う。好きなものを全国どこでも好きなだけ食べる。そんな時代がいつまでも続く事もおかしな事だと思う。
旬の食材を適正量用いて調理しおいしく食す。そんな時代が近付いて来ていると感じる。私達旅館がもう一度料理の食材探しを始めないといけない時期に来ていると思う。