赤穂ブログ
昨日は出張で淡路島へ行ってきました。明石大橋を渡ってすぐのサービスエリアで車を止めて写真を撮りました。この橋が架かった年は本当にたくさんの方が淡路島に訪れたそうです。インフラが整って淡路島はどんどん観光客が増えるだろうと思ったものでした。ところが決してそうでもない様で増えている所とそうでもない所とあるようです。
この前に町づくりを手掛けておられる方の講演を聞く機会がありました。その話によると「インフラの充実は観光客増加の要因にはならないそうでむしろ行きにくい即ちインフラが進んでいない所の方が観光素材としては魅力がある。」のだそうです。たどり着きにくい所の方が通過点になりにくく観光客を惹きつけるのだそうです。
たどり着きにくいところ・・・そこに日本の昔の風景がそのままの残っていたらそれそのものが強力な観光資源となりうる事に気付きます。そこには大きな橋や高速道路は要りません。昔ながらの小さな路地に面白いお店がたくさんあればそれそのものが観光地になる筈です。東京のディズニーランドもこの手法を使ってたくさんの路地を園内に作っています。そこに色々なショップを作って利用者を引き込んでいます。
日本の観光政策はまだまだインフラだけの整備が主眼でなかなかそれぞれの地方の持つ魅力を引き出すような施策を打ち出せていないのが現状です。赤穂の持つ観光資源は何か今一度考えていかなくてはと思いました。
