赤穂ブログ
祥吉を始めて今年で10年目を迎えています。
短かったのか長かったのか、色々思い起こすとどっちなのかよく分からないですが、とにかくそんな月日が過ぎています。
この祥吉を今後どんな旅館にしていくのか?
その方向性を探るとき、私が愛して止まない旅館を参考にさせてもらっています。
私はその旅館に憧れ、そして尊敬しています。
祥吉をはじめた一年目、あるご縁でその旅館にお邪魔をしました。
そこで迎えてくれた社長様との出会いが、私の今の旅館に対しての考え方のバックボーンになっていると常々感じています。
私が今まで思い描いていた旅館像を変えてしまうほどその時に感じた事が今もしっかりと私の感覚の中に宿っています。
それから、この旅館に年に一回のペースでお邪魔することにしています。
この旅館でしか感じる事の出来ない空気感はどんな時でも心地良く、帰る頃には後ろ髪をひかれるほどの魅力を感じます。
私が常々考えている事が間違っていないか、これから先思い描いている事が大きく道を外していないか、その場所でゆっくりと考える事にしています。
また、旅館は決してお金を掛けて絢爛豪華な施設で勝負するのでは無い事、施設の大きさで勝負するのでは無い事をここに来ると確認することが出来ます。
祥吉として今後進んで行きたい旅館像の道標にしたいと考えています(全然足元にも及びませんが・・・)。
今日はその一夜。
私が、憧れそして尊敬し続ける事が出来るこだわりと徹底が持続した素晴らしい旅館である事に嬉しさを感じてしまいます。
これから役立つ刺激をたくさん貰おうとじっくり、ゆっくり過ごしています・・・