大人組 2007.2月号

写真

瀬戸内海に感謝。
ブランド牡蠣を食べ尽くす!

 波頭をキラキラと輝かしながら、穏やかな海が眼下に広がっている。瀬戸内海国立公園の中でも播磨灘屈指の景勝地といわれる赤穂御崎に立つこの宿。客室はすべてオーシャンビューという絶好のロケーションも人気の一つだろう。しかしながら、多くの客人を惹き付ける最大の理由は、瀬戸内海で育まれた新鮮な魚介だと確信した。
 春は鯛、夏は穴子、秋は鱧にカワハギと、四季折々に旅人の胃袋を満たしてくれる海の幸。11月から3月までは、隣町の坂越で獲れるブランド牡蠣、坂越牡蠣がお目見えする。身が1年で大きくなるというこの牡蠣、余分な水分を吸っていないので、身はもっちり、プリプリとしていて味が濃い。現在人気上昇中なのだとか。
 こちらの牡蠣のコース料理は、焼いて、フライにして、炊き込みご飯にしてと、まさに書き料理の全てが味わえるような内容になっず¥ている。なかでも”目からウロコ”の一品は、祥吉風牡蠣すき焼き。「どこに行っても食べられるような料理はお出ししたくない」と、常務の吉井祥二さんを始め料理場スタッフで考えだしたのが、この料理なのだ。
 坂越牡蠣に合わせるのは、日本三大ねぎの一つ、岩津ねぎ。具財を油で炒めた後、特別に調合した味噌だれを回し入れて味を付ける。いただく時は、卵黄を溶き入れた大根おろしをつけて。ぷリっと膨らんだ牡蠣を頬張ると、磯の香りとともに旨味があふれ出る。甘いねぎとのコンビネーションも絶妙だ。「この季節を待って、毎年ご宿泊されるお客様もいらっしゃいますよ」と吉井常務。その気持ち、よく分かる。
ここでしか味わえない、ブランド牡蠣をたっぷり楽しんでほしい。

 
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